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2017 年度 研究成果報告書

中山間地域における水環境劣化の潜在的リスク低減のためのリン酸の酸素安定同位体解析

研究課題

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研究課題/領域番号 15K16115
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関九州大学

研究代表者

井手 淳一郎  九州大学, 持続可能な社会のための決断科学センター, 助教 (70606756)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード面減汚濁 / 富栄養化 / 安定同位体比 / 流出起源 / 流域 / McLaughlin法 / 水文条件
研究成果の概要

本研究では中山間地域における河川のリン酸-酸素安定同位体比(δ18Op)の特徴とリン酸の動態について検討した。中山間地域河川と,その比較対象である都市型河川,および平地農業地域河川を対象に河川試料水を採取しそれらのδ18Opを分析した。河川のδ18Opの観測期間内の平均値は平地農業地域河川で高く,中山間地域河川と都市型河川とでは同様の値を示した。一方,中山間地域河川のδ18Opは観測期間内におけるばらつきが高かった。中山間地域河川では先行降雨指標が高い観測日ほどδ18Opが低くなる傾向にあり,高流量時,上流の森林域から低いδ18Opをもつリン酸が下流河川に多量に流入していたことが予想された。

自由記述の分野

森林水文学

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公開日: 2019-03-29  

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