Si系太陽電池の低コスト化・高効率化を目指し、Ag集電電極をCuナノ粒子を用いて代替するために、「低コストなCuナノ粒子の合成法の開発」および「簡便・低コストなCuナノ粒子積層法の開発」を行った。溶媒に水、錯化剤にクエン酸、還元剤としてアスコルビン酸を用いた液相還元法によって、低環境負荷・低コストにCuナノ粒子を合成することに成功した。またCuナノ粒子は低温焼結後に最小で、7μΩcmと低い抵抗率を示した。さらに、水中での安定性をCuナノ粒子にクエン酸処理によって付与した後、電気泳動法を用いて簡便にCuナノ粒子を太陽電池基板へ積層し、電極化することに成功した。
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