| 研究成果の概要 |
天然染料で染められた染色物を分光測色計を用いて計測した。また合成染料で染められた標本的価値の高い染色物についても計測した。得られた色彩値（CIELAB、分光反射率）と染料名、染色方法などをデータベースに収録した。2017年3月31日時点のデータベース収録試料数は、天然染料が9,426，合成染料が6,119、不明なものが3,373、顔料が183である。これらのデータを分析し、天然染料と合成染料の色彩の違いを見出した。例えば、PANTONE FASHION HOME + INTERIORSの綿染色色票との色差計算による比較から、天然染料では染まらない合成染料の色を客観的に示すことができた。
|
