キサンタンガムによって栄養剤を半固形化することで、糖尿病状態においても血糖上昇を抑制し、インスリンを節約することで膵臓への負担を軽減することが示唆された。またGIPの増加も認められなかったことから、脂質代謝に関する有効性も期待される。 さらに、キサンタンガムによる血糖上昇抑制の作用機序として粘度に焦点を当てて検討したが、血糖上昇抑制と粘度には相関が認められなかった。 今後はキサンタンガムと他の半固形化剤の粘度以外の特徴について検討し、キサンタンガム特有の特徴を見出すことでさらなる有用性を確立していきたい。
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