本研究は普及が見込まれるeテスティングの信頼性向上のために、等質な複数のテストをより多く、計算機により構成可能とするための研究である。特にこの課題では、出題される各々の問題(項目)の露出を低減し、問題流出などのリスクを低減するテスト構成手法の開発を目指した。 初年度は、項目露出を削減するための定式化と単純なアルゴリズムの開発がおおむね完了したが、2,3年度目は研究代表者である石井が体調を崩したため、このアルゴリズムの検証と論文執筆が滞った。二年目にはこの研究の副産物として、より少ない計算コストでより多くのテストを構成可能なアルゴリズムの開発できた。本論文は電子情報通信学会で論文賞を受賞した。
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