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2016 年度 実績報告書

学習に関連したWebコンテンツの特定と学習履歴情報に基づく学習者特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15K16269
研究機関青山学院大学

研究代表者

豊田 哲也  青山学院大学, 理工学部, 助教 (30650618)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード教育工学 / Webの利用 / 教育・学習支援システム
研究実績の概要

本研究では,学習者が利用したWeb上にある様々なコンテンツの中から学習に関係するコンテンツを抽出することで,eラーニングシステムの利用履歴とWeb上の学習コンテンツの利用状況を基に個人の学習プロファイルを構築することを目的としている.そのうえで,学習者のレベルに応じた学習関連キーワードの抽出,学習に関連したコンテンツの特定,これらを踏まえたうえでの学習プロファイルの構築をおこなった.学習関連キーワードの抽出と学習関連コンテンツの特定においては,学習者の学習内容である語彙情報を基に,Webニュースの記事内容を学習者がどの程度読み理解することができるかを,記事中に含まれる語彙の可読性レベルを判断して学習者が理解できるかを調査した.学習者のレベルに応じてその記事が学習者の可読性にどの程度あてはまっているかを調べることで,学習コンテンツとして相応しいか否かを判断する仕組みを構築した.これらの集積データを用いて学習プロファイルを構築する仕組みについては,学習者が閲覧したWebページとそれらの語彙情報を基に,学習者の語彙能力を予測することで学習者のテスト成績と関連付けを行った.学習者の語彙能力とテスト成績との関係性は明らかにできなかったが,幅広い学習者にシステムを利用してもらうことで,成績との関係性を解明できるのではないかと考えられる.また,これらの提案システムを改良したうえで引き続き利用し,今後の日本語学習支援システム構築に役立てる.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] eラーニングのログデータを用いた日本語学習者の学習行動予測2017

    • 著者名/発表者名
      豊田哲也,谷部弘子,孫媛
    • 雑誌名

      東アジア日本語教育・日本文化研究

      巻: 20 ページ: 21,35

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 日本語学習eラーニングシステムにおける学習者の小テストの学習活動分析2016

    • 著者名/発表者名
      豊田哲也,島田めぐみ,谷部弘子,孫媛
    • 雑誌名

      東アジア日本語教育・日本文化研究

      巻: 19 ページ: 23,38

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Development of A Japanese Grammar Cognitive Diagnostic Web Test2017

    • 著者名/発表者名
      Shimada, M., Sun, Y., Yabe, H., and Toyota, T.
    • 学会等名
      CASTEL/J 2017 in Waseda
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2017-08-04 – 2017-08-06
    • 国際学会
  • [学会発表] オンラインプログラミング学習システムのための適応型出題モデルの提案2017

    • 著者名/発表者名
      齋藤宏太郎,豊田哲也,大原剛三
    • 学会等名
      情報処理学会第79回全国大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2017-03-16 – 2017-03-18
  • [学会発表] 日本語語彙能力測定のためのWebアドインの開発2016

    • 著者名/発表者名
      豊田哲也, 島田めぐみ, 谷部弘子, 孫媛
    • 学会等名
      日本教育工学会第32回全国大会
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2016-09-17 – 2016-09-19
  • [学会発表] eラーニングのログデータを用いた日本語学習者の学習行動予測2016

    • 著者名/発表者名
      豊田哲也,孫媛,谷部弘子
    • 学会等名
      東アジア日本語教育・日本文化研究学会 2016年度国際学術大会
    • 発表場所
      ハワイ大学ヒロ校
    • 年月日
      2016-08-06 – 2016-08-08
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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