研究課題
若手研究(B)
高級アルコールで保存処理された遺跡出土木材の放射性炭素年代測定にむけて、熱分解GC/MSを用いた保存薬剤の検出を行った。対象とした薬剤は高級アルコールの一種であるセチルアルコールやステアリルアルコールである。これらの薬剤は熱分解によってフラグメント分子として確認することができた。ただし、定量化には至らなかったため、放射性炭素年代測定に向けた安定的な分析方法を追求していく必要がある。
考古科学