本課題は、家庭内事故が急増している浴室に着目し、浴槽壁内部に完全に埋め込まれ、入浴者には外見上全く見えないセンサ(電極)で、心電図・呼吸情報を検出する完全無意識型システム開発を目指した開発研究である。平成28年度は、当初研究計画書で記載した次の項目について研究開発を実施した。①入浴者の心電図・呼吸情報検出方法の検討、②実用プロトタイプ試作開発と性能評価。これらの実施内容から研究成果として、容量結合方式による完全無意識型浴槽心電図・呼吸計測システムの開発を行い、そのシステムの妥当性に関する研究成果を国際学会および国際論文誌に公表した。
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