ナノ粒子の腫瘍組織での細胞取り込みを促進する新規シェル分子の開発

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K16331
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生体医工学・生体材料学
• 研究機関: 東京工業大学
• 研究代表者: 武元 宏泰 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (10709249)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 生体高分子 / バイオマテリアル / 核酸医薬 / 高分子化学

研究成果の概要

制がん剤キャリアとして多用されるコア-シェル型ナノ粒子において、シェル分子の化学構造はその体内動態制御を司る。これに関し、既存のシェルの機能は正常臓器との相互作用抑制に限定されていた。そこで本研究では、がん組織内酸性pHに応答してがん細胞取り込み効率を向上するようにシェル分子の化学構造を設計した。結果として、制がん剤としてsiRNAを用いることで、がん組織内酸性pHにおける細胞取り込み促進および薬理効果増大を達成した。

自由記述の分野

生体高分子、バイオマテリアル