研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、磁気刺激を用いて膝関節屈筋機能を評価する新規的な方法を開発することとした。今回行う方法として、磁気刺激を用いて膝関節屈筋の生理的・心理的限界張力を評価した。その結果、磁気刺激の再現性を高く実施することが可能であり、同一被験者内においては安定して計測することが可能であった。また、誘発される収縮力と坐骨神経深度や体格には統計学的に有意な関係は認められず、本研究の実験方法を採用できる対象者については検討を重ねる必要が考えられる。
理学療法学
本研究ではハムストリングと呼ばれる膝関節屈筋の詳細な力発揮能力を評価する方法として、磁気刺激を用いた新しい方法の開発を行った。その結果、我々の方法を用いることで詳細な力発揮能力を評価することができる対象者が存在した。ハムストリングは、スポーツ障害や高齢者、脳卒中片麻痺症例で運動障害の一因となる筋であるが、これまで深く研究されてきていない。本研究結果が、ハムストリングの機能を調査する研究の基礎的情報となる可能性がある。