研究課題
若手研究(B)
本研究では、脊髄損傷者における呼気筋の回復を図るため、腹壁電気刺激療法を開発した。治療法の開発および導入にあたって、まず、健常者を対象に腹壁電気刺激療法を最大3か月間行って、基礎データを評価して、その効果を検証した。そして、臨床応用に向けた治療プロトコルを開発して脊髄損傷者を対象に腹壁電気刺激療法を実施した。その結果、安全かつ簡便に行える治療法として臨床にも活用できる可能性が示された。一方、呼吸・咳嗽機能の著しい改善は認められなかったことから、今後はプロトコルの再考が必要と考える。
呼吸理学療法