研究課題
本研究は心不全の急性増悪で入院した患者に対する早期運動療法の安全性と効果を多施設研究によって検証することを目的として行われている。H27年度には研究プロトコールの修正を行い、研究参加施設の全ての倫理委員会の承認を得た上で臨床試験登録サイトUMINに登録した。また、オンラインWeb割り付けシステムを構築し、各施設で患者の取り込みを開始した。また、本試験で採用している評価指標のうち、運動機能や骨格筋・サルコペニアに関する指標の妥当性に関して後ろ向き研究を行い、その成果を国際誌へ報告した。現在、症例を蓄積中であり、現在のところ、明らかな有害事象の報告はなく経過している。
2: おおむね順調に進展している
症例数は徐々に蓄積されており、有害事象なく経過しているため。
研究計画書の通りに症例の登録を行い、解析および成果発表を行う。多施設における症例取り込みを促進するために、定期的に進捗状況を共有していく。
消耗品の消費が計画より少なかったため、若干の繰越金が生じた。
次年度は研究成果の発表に関する費用を中心に研究費を使用する予定である。
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