本研究は心不全の急性増悪で入院した患者に対する早期運動療法の安全性と効果を多施設研究によって検証することを目的として施行された。本試験3施設の倫理委員会で研究の遂行について承認が得られ、UMINの臨床試験登録を行ったのちに試験を開始した。また、後ろ向き観察研究として、本試験におけるアウトカム指標として用いている運動機能指標やサルコペニア指標の臨床的意義に関する論文を執筆し、国際誌に報告した。症例数の蓄積を継続してきたが、症例数が目標症例数に達していないため、倫理委員会へ平成31年3月末までの症例登録期間の延長申請を行い受理された。結果が得られ次第、本試験の結果は国際誌へ報告する予定である。
|