研究成果の概要 |
本研究は,共感がもたらす痛み回復の神経基盤の解明に取り組み,集団認知行動療法の有効性に基礎的根拠の付与することを目的とした。ラットの個々が与える共感が生得的・潜在的な心理・精神機能によって及ぼす影響を検討するため,まずラットの視覚認識能力について鏡を用いた検討を行った。Microdialysis, Marble-burying behavior test, Place preference testにて検証した。その結果,ラットの視覚能力が優れていることを示した。今回の結果からラットの視覚能力を検証できたことにより,ラットの共感がもたらす痛み回復の神経基盤の解明に有用であることを示した。
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