本研究課題では複数のラットを長期に飼育する必要があり、飼育に関わる労力削減の為、自動でラットに給餌する機械を開発・作成した。次に長期的に重度な運動麻痺が持続する脳卒中モデルラットを作成し、深層学習技術を用いた動画解析システムの立ち上げを行い、それを用いてラットの動作・姿勢を経時的に定量評価した。結果、脳卒中で変化し、時間の経過とともに回復する複数のパラメータを発見した。これらはラットの脳卒中の重症度および運動麻痺からの回復の程度を評価する指標としての使用が期待できる。現在は脳卒中モデルラットの運動麻痺に対して治療を試みており、上記方法で効果を判定する。データを収集後、積極的に発信していきたい。
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