身体が不自由な高齢者や障害者の移動障壁の軽減のため,市街地や建物内のバリアフリー化が進んでいる.だが,バリアフリー状況に関する情報は,局所的・断片的に点在し円滑に入手しにくい.そこで,ユーザの障害・認知・身体状況および目的に応じて適切にバリアフリー情報を提示できる情報提示基盤の開発・評価を目的とした.本研究の成果は以下のように要約できる:1.バリアフリー情報を適切に提示するためのアクセシビリティを考慮したインタフェースの開発,2.バリアフリー状況の収集システムの開発・評価と,視覚障害者による情報記述支援・現地体験システムの開発,3.実地アセスメント,クラウドソーシングによる情報収集方策の評価.
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