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2016 年度 実施状況報告書

サルコペニアの嚥下機能低下様式の解明-筋萎縮分子機構の解明-

研究課題

研究課題/領域番号 15K16396
研究機関愛媛大学

研究代表者

田中 加緒里 (西窪加緒里)  愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (60380242)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードサルコペニア / 嚥下機能低下様式の解明
研究実績の概要

サルコペニアの嚥下機能低下様式の解明、特に筋萎縮分子機構の解明をテーマとした。サルコペニアは、加齢による狭義の原発性サルコペニアと、寝たきりなどの活動によるもの、栄養不足にともなう飢餓状態によるもの、手術や熱傷、感染症等の信州や慢性疾患などによる悪液質などの疾患によるものなど広義の二次性サルコペニアに分けられるが、今回は原発性サルコペニアとしてラット成熟群およびラットの加齢群を対象とした。
筋萎縮機構の解明には、ウェスタンブロット法を用いた成熟群ラットを用いた下咽頭収縮筋におけるタンパク質転写因子(Fox03、リン酸化Fox03、PGC-1α)の発現量の測定と定量評価、9~12週齢のWistar系雄ラットを用いて下記の実験を行っている。
具体的にはペントバルビタールで安楽死処置後、実体顕微鏡(現有備品)を用いて舌骨上筋群、下咽頭収縮筋、長踵趾筋の採取技術の習得、および各筋ごとにサンプルを抽出して、Fox03抗体、リン酸化Fox03抗体、PGC-1α抗体と反応させ、化学発光したバンド画像をImageQuantLaS4000を用いてスキャンし、画像解析ソフトも用いて各筋のタンパク質発現量を比較・定量化している。これらの結果から、成熟群の下咽頭収縮筋内のタンパク質転写因子(Fox03、リン酸化Fox03、PGC-1α)を同定し、また加齢群における結果とも照らし合わせて、今後研究を継続する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ラット解剖の熟知および筋採取の手技、ウェスタンブロット法の会得に時間を要している。

今後の研究の推進方策

今後は引き続き研究を継続し、結果の統計学的分析を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

現在実験の途中であるため。

次年度使用額の使用計画

実験の継続および、結果についての学会報告や論文作成を行う。

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公開日: 2018-01-16  

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