本研究では脳波を利用し聴覚刺激を用いるBMIにより、質問への「はい/いいえ」を判別可能な手法を開発することを目的として研究を行った。 H27年度は健常者を対象として、音声で提示される質問に「はい/いいえ」の思考により答える課題を実施した。その結果、2chの脳波を解析し、位相の情報をパラメータとして使用することで68.3%の精度での判別が可能であることを示した。 H28年度は筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者1名を対象として実験を行い、脳波データを画像化し、その画像を深層学習の手法で、70%の精度での判別が可能であることを示した。
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