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2017 年度 実績報告書

ドリブルを用いたバスケットボール授業における状況判断力の向上に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K16426
研究機関群馬大学

研究代表者

鬼澤 陽子  群馬大学, 教育学部, 准教授 (80511732)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード状況判断 / 小学校体育授業 / 実証的研究 / 知識テスト
研究実績の概要

小学校高学年のバスケットボール単元(10時間)における重要な学習内容として、ドリブルを含めた状況判断を取り上げ、認知面及びパフォーマンス面から状況判断力の向上を実証的に検討することを目的とした。学習者の認知レベルの状況判断力を測定する尺度として、①本研究で作成した「戦術的知識テスト」と②平成20~21年度科学研究費補助金で作成した「映像による状況判断テスト」を取り上げ、単元前後に実施した。また、パフォーマンスレベルでの状況判断力は、単元序盤(2-3時間目)と単元終盤(9-10時間目)のメインゲームをパフォーマンステストに位置づけ、ゲームパフォーマンス評価法(GPAI)を用いて分析した。
対象は、2017年11月14日から12月18日にかけて、群馬県S市立T小学校6年A組24名(男子14名、女子10名)であった。1授業時間においては、準備運動の後にドリルゲームを行い(シュート、パス、ドリブル、ピボット)、次に教師による学習内容の確認を行うようにした。その後の主運動場面は、「アウトナンバーゲーム」を取り入れ、2対1(単元後半は3対2)のタスクゲームと3対2のメインゲームで構成した。
その結果、認定面をみると、①「戦術的知識テスト」及び②「状況判断テスト」の得点は、いずれも単元前に比べて単元後に有意な向上が認められた。また、パフォーマンス面についても、③単元序盤に比べて終盤に有意な向上が認められた。
これらにより、小学校高学年バスケットボール授業において、ドリブルを含めた状況判断を学習内容として位置づけた体育授業を展開することによって、「わかる(認知レベル)」と「できる(パフォーマンスレベル)」の状況判断力が向上することが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 初等体育授業づくり入門2018

    • 著者名/発表者名
      岩田 靖, 吉野 聡, 日野克博, 近藤智靖編者
    • 総ページ数
      174
    • 出版者
      大修館書店
    • ISBN
      978-4469268423

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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