研究課題
若手研究(B)
本研究では,表現遊びに着目し児童から現れた模倣の動きを分析することにより、「個性的な動き」とはどのような動きかを明らかにすることを目的とした。方法は質的と量的の手法を用いて「個性的な動き」の観点を見出した。その結果、「個性的な動き」とは模倣対象の直接的イメージ動作ではなく、独自の動きでイメージを表現し、身体の中心部から動き、足の動きも大きいことが明らかとなった。
舞踊教育
表現遊びにおける「個性的な動き」について、舞踊経験がない指導者にとってはどのような動きが「個性的な動き」なのかがわからず、動きを分類することが難しいという問題点があった。そのため、本研究では、質的と量的手法から「個性的な動き」の観点を導き出したことにより、舞踊経験がない指導者にとっても共通して認識できる観点であり、動きを観察する際の助けになると考えられる。