風洞実験によりサッカーボール縫い目の位置変化から生じる空気の流れ変化についてPIVシステムを用いて可視化し,ボール縫い目の位置が,空気の流れを変えるメカニズムや,実際のサッカーボール飛翔軌跡への影響を明らかにした.また,平成29年度の研究では,異なるパネル数と表面のデザイン(ディンプル有無など)で構成された10個のサッカーボールを製作し,その空力特性を風洞実験で検討した.同様な材料(革)を用いて,パネルとパネルの間を糸(縫い目)で製作されたサッカーボールを32枚パネル,12枚のパネル,6枚のパネルで制作し,各パネルの数による空力の変化と,ボール表面形状による変化を中心に検討を行った.
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