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2016 年度 実施状況報告書

目標が共有されていく過程についての研究―少年サッカーチームを題材として

研究課題

研究課題/領域番号 15K16457
研究機関いわき明星大学

研究代表者

名取 洋典  いわき明星大学, 教養学部, 准教授 (80708991)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード動機づけ / 少年サッカー
研究実績の概要

具体的内容1:日本発達心理学会第27回大会、第31回国際心理学会(ICP2016)/日本心理学会第80回大会、日本教育心理学会第28回大会にて、「少年サッカー競技者のやる気」についての発表を行った。
意義・重要性:少年サッカーチームでの観察を行う上で、どのような行動が「やる気」と判断されるのかを明らかにしておくことが重要である。一連の発表では、練習場面において指導者の指示を聞いていない様子が、競技者の「やる気」のなさと判断されていた。チームの目標が共有されている過程を研究する際にも、目標から逸脱した行動についての着目するべきという重要な示唆を得た。
具体的内容2:少年サッカーチームの指導者からの予備的な聞き取り
意義・重要性:調査協力を依頼予定のチームの指導者に対して、事前に聞き取り調査を行った。1年間を通して、ターニングポイントとなる試合が存在すること。「夏の合宿」といったイベントがチームの目標をより明確にするのに役立っていること。それは、指導者だけでなく、競技者にも共通した認識があることなどが示された。今後の調査を進めていくうえで、現場との関係作りができたという意義に加えて、調査を行う適切な時期についても示唆を得ることができた。
以上2点の内容により、観察・分析の視点や調査項目作成に向けての準備を整えることができた。今後、円滑に研究を実施するために、対象チームとの関係作りを進め、調査観察を実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

主要大会の時期が移動したり、ルールの変更があったりしたため調査協力チーム探しが、計画通りに進んでいないため。今後、サッカー協会などとも連携して調査協力ができるよう検討している。

今後の研究の推進方策

年間の試合スケジュールも、2年目を迎えて定着して来たと考えらえる時期(6月)に、調査協力を依頼する予定である。当初計画では1年目に実施する予定であった、調査、観察を実施する。

次年度使用額が生じた理由

調査実施が遅れているため、調査にかかる旅費、研究協力に対する謝金が発生しなかったため。

次年度使用額の使用計画

いわき市内で活動する5チームに対しての調査と横浜での調査を実施する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 大学初年次の社会的動機づけの変化―友人関係とグループ活動に注目して―2016

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本教育心理学会第58回総会
    • 発表場所
      サンポートホール高松
    • 年月日
      2016-10-08
  • [学会発表] 友人に対するコーチの言語的フィードバックの意図を少年サッカー選手はどのように捉えるのか?2016

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      第31回国際心理学会議/日本心理学会第80回大会
    • 発表場所
      横浜国際会議場
    • 年月日
      2016-07-26
  • [学会発表] 少年サッカー競技者の「やる気」の評定―評定理由の自由記述の分析2016

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本発達心理学会第27回大会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2016-05-01

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公開日: 2018-01-16  

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