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2019 年度 実績報告書

目標が共有されていく過程についての研究―少年サッカーチームを題材として

研究課題

研究課題/領域番号 15K16457
研究機関医療創生大学

研究代表者

名取 洋典  医療創生大学, 教養学部, 准教授 (80708991)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード動機づけ / 目標 / 少年サッカー / 継時的調査
研究実績の概要

2019年に実施した調査結果について、第83回日本心理学会、日本教育心理学会第61回総会にて、下記2点を報告した。
(1)有能感は一貫してレギュラーの方が高かく、困難の克服は後半の3回では、レギュラーの方が高かったが、1回目の調査では、レギュラーの方が低かった不安は、2回目、3回目では、むしろレギュラーの方が高くなっていたこと(2)大会の直前の時期には,好成績を残そうという目標が共有されるが、それ以外にチームとしての共通した目標は認識されていないこと
2020年4月から2ヶ月に一度の間隔で、継続絵的に質問紙調査を実施した。対象は、東北地方の一つの県の4つの地域から各1チームの4チームと、関東地方の政令指定都市にある1チームの計5つの少年サッカーチームに所属する、小学5年生、および、6年生であった。東北地方の4チームの内、2チームについては、チーム事情により、2020年4月の調査結果のみ回答を回収することができた。「チームの目標」、「将来の目標」、「今の目標」、「指導者から言われて覚えている言葉」についての自由記述と、サッカーについての学習意欲について問う28項目に5段階評定を求めた。分析の結果、以下のことが明らかになった。
(1)サッカーによる学習意欲の違いは、レギュラーかどうかというチーム内での立場の差よりも、チーム間で大きいこと(2)すべてのチームに共通してみられる目標の変化と、チーム固有の変化があること
上記、2点については、第84回日本心理学会、日本教育心理学会第62回総会において発表予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 認識しているチームの目標と学習意欲の関連―少年サッカーを題材として2020

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本発達心理学会第31回大会
  • [学会発表] チーム内での立場と学習意欲(2)―複数の少年サッカーチームにおける比較検討2020

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本教育心理学会第62回総会
  • [学会発表] 少年サッカー競技者が記述するチームの目標の変化(2)―複数のチームの比較検討2020

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本心理学会第84回大会
  • [学会発表] チーム内での立場と学習意欲―少年サッカーチームにおける検討2019

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本教育心理学会第61回総会
  • [学会発表] 少年サッカー競技者が記述するチームの目標の変化2019

    • 著者名/発表者名
      名取洋典
    • 学会等名
      日本心理学会第83回大会

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公開日: 2021-01-27  

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