研究課題/領域番号 |
15K16509
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 皇學館大学 |
研究代表者 |
片山 靖富 皇學館大学, 教育学部, 准教授 (50513371)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 減量 / 減量プログラム / 減量効果 / 費用対効果 / 健康教育方法 |
研究成果の概要 |
本研究は複数の減量プログラムの減量効果と費用対効果の情報を集積した.最も減量効果が大きかったのは個別の食事指導であったが(5.82kg,8.93%),費用対効果は小さかった(25348円/kg).集団の食事指導プログラムが減量効果も費用対効果も中位であった(4.55~4.79kg,6.72~6.94%,4520~4745円/kg).食事と運動を併用したプログラムの効果は大きかったが(4.51~6.70kg),費用対効果は小さかった(45365~61193円/kg).指導頻度を減らしたプログラムは費用対効果が上がったが(2298円/kg),減量効果は小さかった(3.93kg,5.90%).
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自由記述の分野 |
応用健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,減量希望者に対し,提供する健康情報量は均一にし,指導頻度,指導形態,指導1回にかける時間,指導期間など教育方法が異なる複数の減量プログラムを用意し,減量教室を開催することで,教育方法と減量効果,経費や費用対効果との関係性を検証した.指導頻度や指導期間を増やした分,減量効果は高くなるが正比例するものではなく,一定数を超えると減量効果は鈍化し,費用対効果が悪化していくことが明らかとなった.本研究はプログラム・教室の優位性だけを評価するものではなく,減量・健康支援者の環境,被支援者の目的や希望・ニーズ(ウォンツ)に応じた最良のプログラムを検討する資料として利用されることが期待される.
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