本研究は、食事による動脈硬化度の状態を鋭敏に反映する指標としてPTX3に着目し検討を進める計画とした。PTX3は抗炎症作用を示すことから血中PTX3が増加するような食習慣について明らかにしようとしたのである。特に①血中PTX3濃度が増加する食生活の特徴を横断的に検討し、②肥満者が食習慣改善で減量することにより血中PTX3濃度が増加することを介入で明らかにしようとした。横断的研究の成果として400名超の対象者においてデータを収集し、国際誌に投稿するための準備をした(未発表)。一方、介入研究の成果として応用健康科学において著明な査読付き国際誌に筆頭著者として公表した。
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