研究課題/領域番号 |
15K16520
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
池田 拓郎 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 講師 (20611792)
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研究協力者 |
後藤 純信
後藤 和彦
岡 真一郎
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 視覚情報処理 / 注意分散 / 視覚誘発電位 / 加齢 / 認知機能低下 |
研究成果の概要 |
低次視覚情報処理を詳細に検討できる格子縞パターン反転刺激を用いて、健常若年者、健常高齢者と認知機能低下高齢者群に対し、視覚情報に注視した状態で暗算を負荷させた時の脳賦活に及ぼす影響を検討することを目的とした。その結果、健常高齢者、認知機能低下高齢者と健常者とでは異なる脳賦活変化を示し、低次視覚情報処理段階における視覚認知機能の改善向けたプログラム開発の必要性を提案できることがわかった。
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自由記述の分野 |
神経生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトの脳内視覚情報処理の中で全体の25%以上を占める視覚機能と注意機能は、年齢が増加することで低下し、高齢者の運転パフォーマンスを低下させる因子となる。そのため、高齢者の自動車運転死亡者数を減らすためには、その骨幹となる高齢者の視覚的注意の脳内情報処理ネットワークを明らかにする必要がある。本研究成果は、低次の視覚情報処理段階における視覚認知機能の改善向けたプログラム開発の必要性を提言するものである。
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