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2018 年度 実績報告書

ICFに基づいた障害児の生活機能に影響する環境因子の整理と情報共有サイトの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K16548
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

三上 史哲  川崎医療福祉大学, 医療福祉マネジメント学部, 講師 (80550392)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード医療・福祉 / ICF-CY / ASD
研究実績の概要

自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断された児童の母親5名へ面接調査して得られたASD児の日常生活のエピソードからキーワードを抽出し、ICFとの対応付けを行った。また、Webスクレイピング技術を活用して、インターネット上からASD児についてのエピソードを取得し、母親から得られたデータと同様にICFとの対応付けを行った。ASD児のエピソードとICFとの対応付けを行うことにより、ASD児の特徴をICFの構造化された分類から把握できる可能性を示した。
ASD児の特徴を理解するための情報共有サイトとして、初年度に作成したICF-CY検索サイトを改良し、上記の母親やWeb上から取得したエピソードやキーワードを情報源としてICF-CYコードの検索を行えるシステムの構築を行った。
これまでICF-CYコードを検索するにはそのタイトルや定義情報に含まれる文字のみが検索対象となっており、実際にASD児や保護者達が感じているキーワードで検索してもそれに対応するICF-CYコードを抽出することはできなかった。しかし、本システムでは、母親からの面接調査やWeb上からのデータによって、日常のエピソードやキーワードとICF-CYコードの関連付けを行っているため、蓄積されたエピソードの文字を検索対象として、ICF-CYコードを抽出することが可能となった。これにより、気になる状態に関連するキーワードで検索することで、ICF-CYの構造のどの部分に注意が必要なのか把握しやすくなるとともに、同様のエピソードを閲覧することが可能となり、その対処方法などの参考にできる可能性を示すことができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Is ICF-CY useful for grasp of the environmental factors which promotes (or inhibits) well-being of children with ASD?2019

    • 著者名/発表者名
      Fumiaki Mikami, Hisashi Miyazaki, Momoka iwado, Sanae Odagiri, Masako Morito, Tomoko Namba, Yuko Takei
    • 学会等名
      The world congress of the international association for the scientific study of intellectual and developmental disabilities 2019
    • 国際学会
  • [備考] ICF-CYコード検索機能を付加したASD児の特性情報共有サイト

    • URL

      http://www.hi-kumw.com/icfcy/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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