研究課題
若手研究(B)
本研究は、ニワトリ雛の刷込み行動を学習モデルとして用い、幼若期の学習における高い神経可塑性のメカニズム解明を目指して行われた。網羅的な遺伝子発現解析から、特定の利尿ペプチドファミリーが刷込み学習に重要な脳領域において刷込みの成立ができる時期(臨界期)に高発現しており、学習に伴って発現量が変化することが分かった。ペプチドの脳への注入によって、刷込み学習の効率の上昇や、臨界期の延長が観察された。また、特定されたペプチドをその受容体の結合能解析を、鳥類において初めて行った。
神経科学・生理学