研究課題
最終年度に当たる平成29年度は、①国民形成の包括的解明、②比較研究の準備を行った。1)国民形成の包括的解明については、27年度に明らかにした体制側の国民統合政策とその変容、28年度に明らかにした一般の人々の主体性を統合し、イラク戦争前後で国民形成がどのように進んだのかという点を、多角的かつ包括的に解明することを試みた。この点については、戦後イラク教育を牽引してきたファッラーフ・アサディー(元ムスタンスィリーヤ大学学長)に対して、聞き取り調査を行った(バグダード、および東京、福岡で実施)。2)本研究で得た成果を、アフガニスタンやリビア、シリアの事例と比較分析するための準備を行った。
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中東協力センターニュース
巻: 2018年1月 ページ: 8-28
世界
巻: 896 ページ: 159-167
歴史と地理――世界史の研究
巻: 708 ページ: 52-55