研究課題
若手研究(B)
本研究の成果は、「エコノミー」という概念が、西洋思想史の中において、いかに多層的な意味を担わされてきたか、また、そこから近代的な意味での「経済」がどのように成立してきたかを概念史的アプローチに基づいて明らかにしたことである。その結果、人間の生を制約している「経済」を根源的に問い直し、「エコノミー」概念の多様な意味の根底には「有用性」があることを明確にした。
倫理学