研究課題
若手研究(B)
現代哲学でしばしば用いられる「特異性(singularity)」という概念の分析を継続して行った。思想家によってその規定や用法は異なるが、特にジャン=リュック・ナンシーやフェリックス・ガタリのテクストをとりあげ、個体性、主体性との区別の可否、過程(プロセス)的性格の有無、集団的実践との関わりなどの観点から検討した。成果は論集への寄稿、論文・学会発表、関連文献の翻訳などの形で発表された。
哲学