本研究において2度、ラサ及びラディン寺での現地調査を行うことができた。初年度の調査でポタラ宮殿所蔵の新出文献であるカダム仏教史文献(1484年成立)を入手することができ、本研究では主にこの文献について研究を行った。研究の成果は第14回国際チベット学会(ベルゲン・ノルウェー)で発表し、最終年度には論文”The Bka' gdams chos 'byung Genre and the Newly Published Ye shes rtse mo's Bka' gdams chos 'byung”を発表することができた。その他、本研究に関わるテーマについ論文発表や学会・研究会での発表を行った。
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