研究課題
平成27年度、28年度の資料調査、精読、分析の成果をフィードバックし、習慣論の系譜を再編成したうえで、それに基づき、フランス近現代の美学的習慣論の系譜、および「飽き」論を包括的なかたちで散文的に記述した。その結果、とりわけメルロ=ポンティ(1908-61)の習慣論、芸術論を、河本英夫『飽きる力』(2010)と併せながら、「飽き」論と読む可能性を提示した。