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2017 年度 研究成果報告書

近現代フランス習慣論の美学的射程―「創造」と「飽き」

研究課題

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研究課題/領域番号 15K16635
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 美学・芸術諸学
研究機関北見工業大学

研究代表者

春木 有亮  北見工業大学, 工学部, 准教授 (80469535)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード美学 / 芸術 / 感性 / フランス / 習慣 / 飽き / 哲学
研究成果の概要

本研究ではまず、近現代フランス哲学史上の習慣概念を、感性という枠組みから読みなおし、それが、「創造」概念といかにかかわるかをさぐった。習慣論の「経験論的転回」とともに、不変性たる習慣から、可変性たる習慣へと習慣概念の含意が移り変わるにつれ、習慣が創造とかかわるにいたる。そのとき「飽き」は、創造の受動性という両義的な役割をになう。すなわち、古(旧)いものの忌避の感情でありながら、いわば内側からの更新を果たす。そうした「飽き」を「身体図式の組み替え」にさいしての「疎外感」とメルロ=ポンティは言い、河本英夫は「総合的感性」と呼んだ。

自由記述の分野

美学・芸術学

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公開日: 2019-03-29  

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