• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

ヨーロッパ初期活版印刷本の視覚的要素に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K16647
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

池田 真弓  慶應義塾大学, 理工学部(日吉), 准教授 (70725738)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード初期刊本 / 美術史 / 書物史 / インキュナブラ / 写本装飾 / ドイツ
研究実績の概要

前年度より進めている、ギョーム・デュランティ著『聖務の理論』の装飾プログラムの研究を継続した。この装飾については、すでに携わった装飾画家の人数や作業分担方法などについて検討してきたが、それらの検討結果をさらに吟味・修正し、本年度11月にプリンストン大学で行われたシンポジウムでその成果を発表した。そこで得たフィードバックから、装飾の作業分担の区切りが、本出版物のその他の特徴(具体的には、印刷作業の区切り)と一致することが判明し、発表者の提示した説の蓋然性の高さを裏付けることとなった。現在はさらに考察を深め、とりわけ特異なケースである、本著作「第7書」冒頭の装飾に見られるバリエーションの解明を目指している。それを含めた最新研究結果を、海外のジャーナルに投稿するため、現在準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] How to Decorate Printed Books: The Case of Fust & Schoeffer’s Rationale divinorum officiorum (1459)2019

    • 著者名/発表者名
      Mayumi Ikeda
    • 学会等名
      In Principio: The Beginning of Europe’s Printed-Book Trade
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi