研究課題
若手研究(B)
平安期から鎌倉期にかけて行われた大嘗祭および宮廷の御神楽について、基礎的な研究を行った。具体的には、大嘗会和歌における「かみあそびのうた」や「神楽歌」の性格を明らかにするとともに、それらの和歌がどのように曲を付されて、儀礼の場においてどのように奏されたのかについても検討した。さらに、宮廷の御神楽の基礎的研究を進展させただけでなく、単著『宮廷の御神楽―王朝びとの芸能―』(新典社新書、2016年)の刊行によって、これまでの研究成果を一般向けにわかりやすく発信した。
日本文学