研究課題
若手研究(B)
本研究では、中世末期から近世前期にかけての公家の学芸継承の実態と、人物ネットワーク、およびその社会的意義を解明するために、歌道・蹴鞠道で活躍した飛鳥井雅庸、雅章、雅豊の三代にわたる学芸に着目し、研究を行った。また、九州を中心に、中世末期から近世前期の飛鳥井家の歌学資料および蹴鞠関係資料について調査を行い、堂上歌人と地方歌人達との関わりについて明らかにした。調査の過程で、地方歌人と堂上との関係を物語る新たな歌書などを見出せたことは、今後の研究にも寄与する成果である。
日本文学