研究課題
若手研究(B)
2015年、谷崎潤一郎(1886~1965)は没後50年を迎え、決定版谷崎潤一郎全集(全26巻、2015~2017)が刊行されるなど、国内外を問わず関心が高まっている。その約半世紀にもわたった執筆活動は言論統制との衝突の連続でもあった。本研究では、自筆原稿や書簡といった肉筆資料の調査に基づいて、検閲制度との関わりを明らかにし、谷崎の文学的営為の意義について考察した。
日本文学