シンハブーパーラ(14世紀)著『ラサールナヴァスダーカラ』におけるラサ論の英訳作成;ルーパ(16世紀)著『ウッジヴァラニーラマニ』14章とジーヴァ(16世紀)の注釈書『ローチャナローチャニー』のテキスト校訂と英訳作成;ジーヴァ著『プリーティ・サンダルバ』110、111章の英訳作成;ヴィシュヴァナータ(17世紀)著『スヴァキーヤトヴァニラーサヴィチャーラ』の英訳作成を行った。以上の成果に基づいてルーパのラサ論の発展過程と、彼の思想の後代への影響を明確にすることが出来た。また最終年度にはオックスフォード大学で国際ワークショップを開催し、研究成果を広く発信することができた。
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