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2016 年度 実績報告書

フレイジオロジーに基づく現代英語の脱文法化現象解明の記述的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K16779
研究機関防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工

研究代表者

井上 亜依  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, 総合教育学群, 准教授 (70441889)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードフレイジオロジー / フレーズ / 脱文法化
研究実績の概要

研究最終年度は、前年度に実態を明らかにした機能語から成り立つフレーズが文中で内容語のように振る舞い、意味的に必要不可欠な要素のように振る舞う脱文法化を生じさせていることを調査し、脱文法化へどのように発展したかを以下の2点の方法で解析した。
①新しいフレーズが脱文法化を生じさせているかどうかのテスト:本研究で明らかにした機能語から成り立つフレーズがと申請者がこれまで実態を述べたフレーズ(be on against, be in and out, be in to, in and of, until to, up until to, 詳細はInoue 2011, 2012など)が脱文法化を生じさせているか、各フレーズに対応する内容語を用いて置換テストを行った結果、脱文法化を生じさせていることを述べた。
②新しいフレーズの脱文法化への発展の順序解明:①で脱文法化現象を起こしていることを明らかにしたフレーズは、文法化現象と類似して脱文法化を生じさせるにあたって順序があることを、文法化現象の方向付けを参考にしながら解明した。
上記の研究成果を、国際専門雑誌や学会発表を通して発表を行い一定の評価を得ることができた。その結果、フレイジオロジーと脱文法化の研究発展に貢献することできたと考える。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] An eclectic phraseological research on the formation and degrammaticalization of phraseological units2016

    • 著者名/発表者名
      Ai Inoue
    • 雑誌名

      International Journal of English Linguistic

      巻: 6 ページ: 1~11

    • DOI

      10.5539/ijel.v6n4p1

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 名詞として働く疑問詞-the/ a whyを中心に2016

    • 著者名/発表者名
      井上亜依
    • 学会等名
      日本英語コミュニケーション学会第25回年次大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2016-10-29
  • [学会発表] the/ a whyの実態2016

    • 著者名/発表者名
      井上亜依
    • 学会等名
      フレイジオロジー研究会第13回例会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2016-09-17
  • [学会発表] フレイジオロジーの立場から日本の英語教育を考える2016

    • 著者名/発表者名
      井上亜依
    • 学会等名
      関西英語語法文法研究会第32回例会
    • 発表場所
      関西学院大学
    • 年月日
      2016-07-09
    • 招待講演
  • [図書] 岩波書店2016

    • 著者名/発表者名
      八木克正・神崎高明・井上亜依・住吉誠
    • 総ページ数
      2000
    • 出版者
      熟語本位英和中辞典 新版

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公開日: 2018-01-16  

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