研究課題/領域番号 |
15K16780
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
末繁 美和 北見工業大学, 工学部, 講師 (60638998)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 視点表現 / 運用能力 / オンライン学習交流 / 教材 |
研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、視点表現の運用能力の育成に重点を置いたオンライン学習交流用教材の開発である。具体的には、次の3つの課題の達成を目的としている。(1)視点表現の使用実態を明らかにし、教材のトピックシラバスを作成する。(2)第二言語習得理論を採用している教材及びオンラインレッスン用の教材分析を行い、視点表現の運用能力育成を目的としたオンライン学習交流用教材の内容を作成する。(3)作成した教材を用いて、オンライン学習交流を実施し、効果測定を行う。初年度の平成27年度は、日本語教科書やコーパス分析から、視点表現が出現しやすいと考えられる10のトピックを選定し、そのトピックに関する11名の日本語母語話者のパーソナル・ナラティヴの音声データを収集、文字起こしし、分析した。また、試験的に実施したオンライン学習交流に関して、その効果や問題点について分析を行い、学会発表を行った。平成28年度は、教科書分析を行い、教材のトピックシラバスを決定し、教材の内容を作成する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現時点で、初年度に実施を計画していた日本語母語話者のパーソナル・ナラティヴの収集及び分析が完了しているため、当初の3カ年計画に、ほぼ沿う進捗状況である。
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今後の研究の推進方策 |
2年目である本年度の課題は、教材分析に基づき、オンライン学習交流用の教材を作成することである。したがって本年度はこの課題に注力する。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査に必要な物品購入費用ならびに文字起こしのための謝金が当初の予定より少なくて済んだため。
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次年度使用額の使用計画 |
余った分は、作業量が増大する可能性のある教材作成補助の謝金に使用予定である。
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