当研究から、研究目的の範囲内外の様々な結果が得られた。
(1)参加者は、先行研究が示すとおりPBLコースの終了後すぐ、特にSTEM分野のスキルの改善が認識できた。(2)参加者より、PBLコースへの参加により得られたSTEM分野のスキルについて、学術的及び非学術的な他分野への縦断的な効果が認識できたと報告があった。この結果は、研究提案書の主な研究目的であった英語による工学部PBLコースの縦断的な効果を示す。(3)研究者は、他教育機関におけるSTEM PBLコースのモデルを開発した。(4)研究者は、日本の国立大学における英語教員と工学系教員による学部を越えたチームティーチングの手法を開発した。
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