研究実績の概要 |
本研究の目的は、過去に行われた英語多読研究を「replication」を用いて日本における文脈の中で実験を行い、その結果を比較し、英語多読効果の検証を行うことである。 今年度の研究では、実際の研究遂行に向けての準備として、基礎研究調査文献の収集を行った。まずデータベースを活用し、Education Research Complete, ERIC (the Educational Resources Information Center), Directory of open access journals, Dissertation abstract, LLBA (Linguistics and Language Behavior Abstracts)などから必要な文献を探していった。国内のジャーナル(JACET,JALT, LET)などの文献も紙ベースで見ていった。さらに、国内外の学会でも情報収集に努めた。参加したいすべての学会に行けたわけではないが、かなりの情報を得ることができたと思う。 現在調べた中で、国内では「replication」に関する論文は皆無で、今後この研究が進み、論文を提出した時にどのように受け入れられるのか、もしくはまったく受け入れられないのかの懸念が残った。今後は、Camiciottoli(2001)とRo and Chen (2014)の「replication」を行うことは決めているので各論文の質問紙の翻訳と精査を行い、準備を進めていきたい。
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