研究課題
若手研究(B)
大正8年(1918)1月に創刊し、戦時期の休刊を挟みながら現在まで刊行が継続している地域メディア『北桑時報』について、その戦前期刊行分の残存状況の調査を行った。その上で、『北桑時報』の編集委員も務め、同誌に多数の論説・文芸創作を寄稿した井川市太郎という人物に着目し、一時期は『太陽』『京都日出新聞』といった大手のメディアに論説を投稿していた井川が、なぜ『北桑時報』などの地域メディアの編纂に深くかかわるようになるのかを分析した。
日本近代史