研究課題
若手研究(B)
本研究においては、最後の「レコンキスタ」の舞台となった15世紀におけるカスティーリャ王国とナスル朝グラナダ王国との接触領域(「境域」)における諸交渉の実態を解明するために、当時の最前線拠点ヘレス・デ・ラ・フロンテーラの都市参事会議事録を分析した。その結果、同世紀においてナスル朝領域と維持されていたミクロかつ地域的な外交関係の存在を明らかにした。
中世スペイン史、地中海交流史