研究課題
若手研究(B)
本研究は、フェミニズム理論の中から生み出されてきた「ケアの倫理」と呼ばれる発想が、法理論に対してどのような寄与をなしうるものなのかについて原理的な考察を行うことを目的としてきた。その考察の結果として、ケアの負担としての側面とケアの価値的なものとしての側面(実態としては重なり合って現れることも多いであろうその2側面)を、一定の仕方で接続することの意義が強調されることとなった。
法哲学