研究課題
若手研究(B)
日本の租税法では,金銭で所得などを把握し,租税納付も金銭で行っているが,為替レートの変動など貨幣価値は変動する。そこで,これらの貨幣価値の変動が所得課税にどのような影響を及ぼし,どのような問題を生ずるかについて検討を行った。その結果,租税法において対内的及び対外的な貨幣価値の変動を考慮し,それぞれについて所得課税上も考慮して課税すべきかどうか検討する必要があることを論じた。また,租税法の基底にある通貨制度との関係でさらなる検討が必要であることも示した。
租税法