研究課題
若手研究(B)
本研究は人民代表会議の開催過程に着目し、立法権‐行政権‐司法権と中国共産党との関係を分析することにより、中国共産党による「権威主義化」の実態を検討した。本研究の結果、1949年時点の中国は、多党選挙を形式的に行ったものの、選挙や議会を「正統性」調達や権力の強化に活用し、結果的に「選挙権威主義」体制に接近していたことを実証した。
中国近現代政治史