研究課題
若手研究(B)
東北アジアにおけるサブリージョン(下位地域)協力の実態を実証的に把握し、それらが東北アジア国際秩序の中でいかなる役割を果たしてきたのかを明らかにした。具体的には、東北アジアの国家間で利害が対立する問題のうち「領土の領有権問題」と「越境環境汚染問題」の二つの争点領域を取り上げ、自治体越境ネットワークを事例に、サブリージョン協力の有効性を検証した。
国際関係論
地域の国家間関係の縺れから有効な突破口を見いだすことができない現在の東北アジア国際関係の見直しに向けて、サブリージョン協力の有効性を実証的に把握した本研究は、新たな視座を提供するものとして、その学術的・社会的意義は大きい。