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2017 年度 研究成果報告書

スクロウプの経済学体系と植民地論

研究課題

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研究課題/領域番号 15K17035
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 経済学説・経済思想
研究機関茨城工業高等専門学校

研究代表者

井坂 友紀  茨城工業高等専門学校, 国際創造工学科, 准教授 (60583870)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードスクロウプ Scrope, G. P. / 植民地 / 自然権 / 土地制度
研究成果の概要

本研究では,スクロウプの植民地論を,彼の経済学全体との関わりにおいて明らかにした.スクロウプの経済学は,自然権論をベースに,財産権が認められる要件,政府の役割,そしてとりわけ土地に関する制度の重要性を説いた.彼の植民地論にはこうした特徴が色濃く反映されていた.植民地の存在は貧困についての政治的要因や政府の責任の軽視につながるマルサス人口論批判の論拠とされた.組織的植民政策批判においては土地制度論,特に自給的小土地所有農業の擁護論がその核となった.他方で,アイルランドの貧困・土地問題の解決策としての植民論を強く批判したスクロウプは,自然権論と土地制度論をベースに,「自国の植民」を提唱した.

自由記述の分野

経済学史

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公開日: 2019-03-29  

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